ペルーから来ました鈴木です。よろしくお願い致します。 今日は、ペルーのアマゾン原産の、カムカムという果物を採集や栽培、そして加工、輸出することにより、その地域の貧困問題、雇用問題、社会問題、環境問題を解決しようとするプロジェクトについてご紹介させていただきます。
このプロジェクトは、南米ペルーのアマゾン地帯で行っていますので、まず極簡単に、ペルーの位置、気候について説明致します。
ペルーは南米大陸の太平洋岸の中部に位置しています。熱帯から亜熱帯に属する地帯なのですが、太平洋岸を流れる寒流、フンボルト海流と、アンデス山脈の標高差などにより、とても多くの気象区分に分かれています。その多くの気象区分を地理的条件により大きく三つの異なった地帯に分けますと、ほとんど雨の降らない砂漠の海岸地帯、アンデス山脈の連なっている山岳地帯、熱帯雨林気候のアマゾン地帯になります。
ペルーといいますと、アンデスという印象が強いと思いますが、実際は面積の約59%はアマゾン地帯です。
今回お話しするプロジェクトは、このアマゾン地帯で行われています。